コロナによる緊急事態宣言も延長の見通しで改めて外出自粛が長引きそうですね。この間の投稿で検討していたもののうち、ゼインアーツのGIGI-1とサバティカルのルピネMが届きました。コロナが収まり次第レビューします。
さて、今回は旅に出たくなる漫画紹介です。
目次
■乙嫁語り/森薫
19世紀後半の中央アジア、カスピ海周辺の地域を舞台に、「乙嫁」をキーワードに、厳しい自然の中に生きる人々の生活と文化、時に人間の愚行を織り交ぜた物語を緻密で丁寧な画で描く作品です。「マンガ大賞2011」をはじめとして、数々の賞を受賞し日本だけではなく海外の評価も非常に高いです。
全巻通してモンゴルのような遊牧民族の女性が主人公であり結婚やその準備などを題材に繊細な心の動きを穏やかなタッチで描いています。雄大な自然や緻密な文様を非常に細かで繊細な絵で表現しており、そのきれいな絵には読んでいてため息がでます。(もちろんいい意味で!)
話として西洋人の男性がこの異郷の地を旅しながらその土地土地の女性や文化に触れていくので読んだらきっと旅にでたくなります。
■北北西に曇と往け/入江 亜季
極北の荒涼とした大地、アイスランドを舞台に雄大な自然と主人公の御山慧(みやま けい)が愛車のおんぼろジムニー(多分JA11)で旅をしながら探偵業を営みます。愛車のジムニーは祖父から譲りうけたもので、アイスランドの道を知り尽くした愛車・ジムニーと「会話」しながら、旅する姿は放浪したい男心をくすぐります。
また、本策はまるで観光ガイドブックのようにアイスランドの名所が紹介されますので旅行好きな方にもお楽しみいただけるのではないでしょうか絵も非常に綺麗で読みやすく、ミステリーの要素もあるのでいろいろな楽しみ方ができるマンガです。
■忘却のサチコ/阿部潤
主人公の佐々木幸子は、文芸誌の編集者であり、仕事もバリバリできるキャリアウーマン、結婚も決まって完璧な人生を歩んできていた。しかし結婚式の当日に突然婚約者に逃げられてしまう。もともと効率重視で食べ物に興味がなかったサチコだが、おいしい食べ物をた食べているときは婚約者のことを忘れることができることを発見。作家の取材同行など様々なタイミングで日本全国を飛び回りながら婚約者を忘却できる美食を追い求めていくストーリー。
遅ればせながら最近ハマった漫画です。高畑充希主演で実写化もした作品で、コメディ色が強く楽しく読むことができます。ご当地グルメ満載なので読んでいるとおなかがすいてきます。観光とグルメの情報をいっぺんに入手できるのでこの漫画で出てくるご当地グルメを巡る旅とかやってみたいです。
■ざつ旅-That’s Journey/石坂ケンタ
マンガ家志望の女子大生・鈴ヶ森ちかが雑に旅する姿を描いた旅行マンガ。ネームをいくら出しても編集者にボツにされ続けて落ち込んでいたちかは、新人賞でもらった賞金100万円を使って旅に出ることを思いつく。宿も取らないまま福島の会津若松に出発したり観光地を無目的に歩き、名所ならではの美しい風景を見て、美味しいごはんを食べたり。ゆるくリラックスした“ざつ旅”を堪能する話です。
とにかくゆるーく気軽に旅に出たくなります。本来旅ってこのくらいノープランで出発するのが楽しいんですよね。大人になってしがらみが増えてなかなかフラッと旅に出ることができませんが、この漫画を読むと背中を押してくれそうです。
■まとめ
今回は読むと旅に出たくなる漫画をご紹介しました。オススメは乙嫁語りと北北西に雲と住けを読み一気に海外旅行欲を高めたあとに忘却のサチコとざつ旅を読んで現実路線に出発することです。
今はコロナで外出できませんが、収まったら旅に出たいですね。
↓今までのオススメマンガはこちら