私はもともとバスフィッシングをメインに釣りを楽しんでいましたが、30歳を過ぎたあたりで海釣りも始めました。主にはルアーでの釣りを楽しんでおり、その中でもバスフィッシングと似たような感覚で楽しめるチニングに最近ははまっています。今回はそんな海釣り素人の私でもチヌが釣れた方法とオススメのポイントを紹介します。
目次
■チニングとは
チニングとは読んで字のごとく『チヌ=黒鯛(クロダイ)』をターゲットとした釣りです。チヌは比較的浅い場所を好み、汽水域まで上がってきます 。 食性は雑食で、甲殻類、貝類、小魚を捕食しておりルアーにも反応よく喰ってきます。
チヌは非常によく引く魚で、またサイトフィッシングなども可能でゲーム性豊かなこと、日本全国どこにでも生息していおり、身近なターゲットであることから大変人気な釣りのターゲットです。
ちなみにバスフィッシング出身の私からすると45センチのチヌを掛けた際、とんでもない大物のように感じました。
■チニングのオススメタックル(ルアー編)
ロッドについて
チヌは前記した通り比較的浅瀬にいることから遠投は必要ありません。ですので6~7ftぐらいのルアーロッドであれば問題ありません。海水での使用がメインになるのでシーバスロッドなどがオススメですが、持っていない場合はバスロッドでも代用可能です。またルアーも軽いものしか使いませんのでM~MLぐらいのパワーがあるとよいでしょう。オススメはアブガルシアのクロスフィールドシリーズです。また安く専用モデルを買いたい場合はメジャークラフトの反るパラに黒鯛専用もでるがあり、セール時などは1万円を切ります。
リールについて
他の釣りと併用させるのであれば2500~3000番台のスピニングリールがよいでしょう。あまり糸が出る釣り方はしないですが、根に潜られると厄介ですのでドラグはそこそこ強いと安心です。コストを抑えるならダイワのレブロスあたりであれば十分対応できます。また、遠投の必要はないので海水対応のベイトリールでもよいと思います。
ラインについて
メインラインはPEラインを使いましょう。0.6号~1号程度 のPEラインに、6~8ポンドのナイロン、フロロカーボンのリーダーを目安にしてください。
ルアーについて
ハードルアーであれば小型のミノーやポッパー、シャッドやクランクも反応が良かったです。また広いポイントをサーチする場合はメタルバイブレーションもよさそうでした。各社からチニングに特化したルアーも出ていますがバス用のルアーでも代用可能です。バス用のルアーで臨む場合はフックを海水用に交換することをオススメします。
ソフトルアーで臨む場合は甲殻類を意識したものがよく釣れます。私はドライブクローの2インチ、3インチをメインに潮の流れの強さに応じてジグヘッドの重さを変えています。チニングを初めてやってみる際は甲殻類系ワーム+ジグヘッドの組み合わせをオススメします。
その他
フィッシュグリップはあったほうが良いです。チヌは相当歯が鋭く、また背びれも鋭利です。下手に触るとケガをしますのでフィッシュグリップを必ず用意してください。
またチヌは白身で大変おいしい魚です。もし持ち帰って食べる場合は血抜きをすることをオススメします。簡単なものでよいのでフィッシングナイフがあると便利です。
■オススメのポイントと釣り方【大阪近郊】
オススメの釣り場
今回特別にチニング初心者にオススメなポイントを紹介します。それは和歌山県和歌山市にある片男波海水浴場の奥にある和歌川河口です。オススメする理由は以下の通り。
- 年中見えチヌがおりモチベーションが保ちやすい
- 大阪市内から1時間半程度のアクセス
- 駐車場完備(しかも激安)
- トイレあり
- チニング以外の釣りも楽しめる
- 人が少ない
和歌川河口は魚影が濃く真冬に行ってもチヌが泳いでいるのが見えます。また足場もよく海水浴所のトイレが近いので子供と一緒に出掛けるのも良いでしょう。
駐車場は年中開いており、1日停めても500円です。また河口側ではチヌ以外にもシーバスやマゴチ、海側ではメバルやカサゴなども釣れているようです。
オススメの仕掛け
和歌川の河口ではハードルアーよりもワームによる釣果が良い傾向です。前記しましたが私の場合はドライブクローの2インチに5~10グラムのジグヘッドを装着し、底ずる引きが基本です。
かなり潮の流れが速いのでジグヘッドは重めのものも用意してください。当然根掛かりも多い釣り方ですのでオフセット型のジグヘッドをオススメします。
ハードルアーでも魚は追ってきますが、水質が比較的クリアなので見切るケースが多いように感じます。ミノーよりもポッパーのほうが反応が良かったです。
■まとめ
チニングは日本全国どこでも手軽にトライすることができ、また初心者でも釣りやすい釣りです。しかしながらチヌのひきは強烈で釣りの奥も深くとても楽しい釣りでもあります。タックルも専用のものを買わなくても手持ちの流用でできることが多いので気軽にトライしてみてはいかがでしょうか。