SOTOのレギュレーターストーブは非常にコンパクトながら強い火力を誇りなおかつ安いというキャンプ初心者には嬉しいところだらけのバーナーです。今回はこのバーナーの素晴らしさと弱点、弱点を補う方法を解説します。
目次
■SOTO ST-310とは?
SOTOとは(株)新富士バーナーが展開するアウトドア用品のブランドです。海外のブランドが多いキャンプ用品界ですが、信頼の日本製ということで細かなギミックが男心をくすぐる商品が多いです。
特にSOTOはバーナーやトーチなど”火”を扱う商品に定評があり、その中でも名作として名高くキャンプビギナーからベテランまで幅広く使われているのがST-310といういシングルバーナーです。
■ ST-310 をキャンプ初心者にオススメする理由
①家庭のカセットコンロと同じカセットボンベで使える
毎週キャンプに繰り出すガチキャンパーであればキャンプのためにOD缶を燃料としたギアを一式そろえてもいいと思います。しかし私のように年間数回のキャンプのために専用の燃料を確保しギアをそろえるのは少しハードルが高いです。
家庭でストックしているカセットボンベでキャンプをたのしめるのであればわざわざ燃料を二重にストックしておく必要もなくお財布にやさしいので初心者にはカセットボンベタイプのバーナーをオススメします。
②価格が安い
ST-310はホームセンターなどでも購入でき、価格も実売価格で5000円程度であることが多くバーナーの中では比較的安価な部類になります。
しかし安かろう悪かろうではなく性能もしっかりしていてこの価格ですのでこれからキャンプを始める人は1台持っていて損はないと思います。
③見た目がメカメカしくテンションが上がる
インスタ映えっていうんですかね。とにかく見た目が個性的でカッコいい。無駄な装飾がなく機能美を感じるデザインで一気に気持ちが上がります。なんとなく玄人っぽく見えるし初心者がキャンプのモチベーションを維持するのに一役買ってくれそうです!
個人的にはナチュラム別注カラーやAmazon限定カラーがすごくカッコいいと思います!
④性能もよく長く使える
比較的安価なST-310ですが機能面も申し分ありません。一般的にカセットボンベ(CD缶)を燃料とするバーナーは 低温時に弱く火力が維持しにくいといわれています。しかしST-310は新富士バーナー社の技術 ″マイクロレギュレーター″ で外気温が低くても火力が安定します。実際、400mlの程度の水を気温13度で沸かすと2分ほどで沸騰しました。
■ 使ってみて気づいたST-310 の弱点
①足(五徳)の部分が熱くなりやけどの心配がある
②出力を弱めた際に火力が安定しない
いわゆる”とろ火”というのが苦手です。高火力を意識しているせいかもしれませんが家庭のコンロに慣れていると弱火にしたときの火力に安定感がありません。作る料理にもよりますが、弱火でじっくりなものには向かないでしょう。
③点火ボタンが押しにくい
下の写真をみていただくとわかりますが点火スイッチが非常に押しにくいです。これについては改善する方法を紹介しますので必ずカスタムしたいところです。
■ オプションパーツ
〇点火アシストスイッチ
悪いことは言いません。これは必ずつけてください。コレをつけるつけないでやけどのリスクや点火時のストレスが全然違います。むしろこれは標準装備になるべきものだと思います。
〇 耐熱シリコンチューブ
熱くなりやすい足の部分に耐熱のシリコンチューブをかぶせることでやけどを防止します。個人的には子供が使う可能性がある方はつけるべきだと思います。私はつけていませんが特段困ってはいません。
■まとめ
今回はSOTOの名作バーナーST310を紹介しました。コストと性能を考えると非常にお買い得な商品だと思います。初めてのシングルバーナーを検討している場合はぜひST-310を候補にいれてください!