みなさんはピストバイクという自転車をご存じでしょうか。なんとなく聞いたことあるよって方はもしかしたら少しネガティブな印象をお持ちの方もいるかもしれません。一昔前にノーブレーキのピストバイクが事故を起こし問題になったことがあるので『ピストバイクは危険!』とか『ピストは法律違反!』と思っている方もいるかもしれません。
一部としてノーブレーキ仕様でルールを逸脱した改造をしたピストバイクあ問題になっているもの事実ですしそれはあってはならないことです。
しかしながら本来のピストバイクには違法性はなく(もちろんブレーキや保安部品も付きますよ)シンプルで故障しにくく、様々なカスタムができるすごくオススメな自転車なのです。
私は所謂トリックとかレースなどではなく街乗りとしてピストバイクを愛用しています。今回はそんな私が普通の人に普通にピストバイクの良さを知ってもらうために記事を書きます。
目次
■ピストバイクとは
ピストバイクは固定ギア(FIXEDGEAR)とも呼ばれギヤが空回りしなく固定されてる自転車のことです。どういうことかというと、三輪車や一輪車のようにペダルを逆に回せばバックし、坂道とかで普通の自転車みたく足をとめて下ることができず、ペダルを常に回し続けないといけない自転車です。また変速はなく非常にシンプルな作りをしています。
ここまで聞くと非常に乗りにくい自転車のように感じますが実はそうではありません。もちろんロードバイクのように変速を使って坂道をスイスイ上ることはできません。しかし固定ギア独特のペダルの踏み心地はまるで自分と自転車が一体になったようで病みつきになります。
また変速ギアがないため非常に軽量かつチェーンが外れるなどのトラブルが起こりにくいため初心者でも安心して乗ることができるのです。
■ピストバイクは違法?
『ピストバイクは違法』なんいていう人がいますけど、違法なのはブレーキを装着していないノーブレーキピストの場合です。自転車屋さんで普通に買う分にはまず間違いなくブレーキがついているので違法なんてことはありません!
ピストバイクに限らずどんな自転車でも適切な整備や保安部品(ライトや反射板、ベルなど)の装着を怠れば危険なものですし警察にも止められますよ。
街乗りで使用する場合はかならず保安部品をつけましょう!
■なぜピストバイクをお勧めするのか
ピストバイクの良さはまさにシンプルイズベストなところです。
ごちゃごちゃとパーツがついているわけではないのでシンプルな機能美を追求できるのもいいですね!またそのシンプルな構造のためにカスタムも容易で自分自身のお気に入りの一台を作ることができます。
またあピストバイクはトラック競技の際に使用される競技用自転車を街乗り仕様にしたものがルーツになっており、走行性能はロードバイクに負けません。むしろ平地ではピストバイクのほうが軽量でありロードバイクよりもずっと乗りやすいでしょう。
■初心者にオススメのピストバイク(低予算向け)
クロモリフレーム
クロモリフレームとは鉄製のフレームのことで重いですが強度があり、フレームが細くレトロなルックスの自転車です。
クロモリは乗り心地がマイルドなので街乗りメインの方にお勧めします。
Fuji/Feather
フジから発売されているエントリーモデルのピストです。価格も非常に安く完成車ですので安心です。またサイズも豊富で小柄な女性でも乗れるモデルがあります。
RockBikes/メランコリー
価格:84,150円 |
このロックバイクスの自転車、本当にカッコいいです。特にメランコリーは逸品で私もぜひ欲しいですね。
カーテルバイク/アベニュー
カーテルバイクも最近よく聞く自転車です。王道のデザインですが古臭くなく、価格も手ごろなので入門機にピッタリだと思います。
アルミフレーム
アルミフレームは極太フレームが攻撃的なデザインの自転車です。クロモリと比べ軽量で取り回しが楽なのがいいですね!乗り心地は若干硬めですがペダルを踏んだ力がそのまま自転車に伝わる感じで加速がすごいです!
LeaderBike/721TR、725TR
ピストバイクといえばリーダーバイク!極太のアルミフレームがスポーティでかっこいいですね。窪塚洋介など芸能人でもよく乗っている方がいます。
STATE BICYCLE/6061BLACK LABAL v2
価格:132,000円 |
アメリカ西海岸発の自転車ブランド『ステイトバイシクル』ですが比較的やすく完成車が販売されています。ポップなカラーリングで個性的でいいですね!
■まとめ
ピストバイクは初心者には向かないと思う方が多いかもしれません。しかし構造がシンプルで故障が少ないことに加え、様々なカスタムを自分で行えることからむしろこれから自転車を初めてみようかな?という方が自転車の勉強として乗ってみることをオススメします。
繰り返しにはなりますが、ピストに限らず、自転車に乗るときはブレーキはもちろんのこと保安部品を装着しマナーを守りましょう。