”所作” という財布をご存じでしょうか。この財布はno no yes!というブランドが手掛ける革の財布です。
日本古来の袱紗にインスピレーションを得たこの財布は、お金を包む動作(=所作)までデザインすることをコンセプトにしています。
この所作という財布、この独特な製法のため、
- 使い勝手が悪いのでは?
- 破れたりしないの?丈夫さは?
- エイジングはどんな感じなの?
といった疑問が多く聞かれます。
今回はこの所作を夫婦で愛用している私が、使い勝手やエイジングをレビューしていきます。
最初に結論ですが、この所作という財布のロングウォレット収納力も多く、使いやすさは抜群です。本当にオススメできる財布です。ただし、慣れる必要がある箇所もありますので順を追って説明させていただきます。
目次
■所作とはどんな財布?
所作とはno no yes!というブランドが展開するレザーウォレットです。 結婚式などでお祝いを包む1枚の布「袱紗(ふくさ)」がモチーフとなっており、お金を出し入れする際の動作に「美」を見出すように設計されています。
一枚の革を折り紙のように折りたたみ、一か所のボルトで固定するという手法でつくられており、通常の革財布にみられる縫い目がないのが特徴です。
また使用する革にもこだわっており、 堅牢な植物なめしのジャパン・レザー を使用しています。後ほど写真を付けますが非常に綺麗なエイジングをします。
■所作を使って分かった長所
初めに私の所作使用歴をお伝えしますと夫婦で使用し始めて約3年になります。今では夫婦そろって他の財布は使えないほどです。使用して感じた所作の長所は以下の通りです。
- 手になじむ絶妙なサイズ感と薄さ
- 小銭、お札の取り出しが非常にスムーズ
- 薄いのに大容量(札入れ×1、コイン入れ×1、カード入れ×8、ユーティリティポケット×1)
- エイジングが綺麗
- デザインが独特で話題になる
特に小銭やお札の取り出し安さには感動しました。正直に言うと購入したときはデザイン重視で使い心地は少し諦めていたんですが、実際使ってみると小銭入れの開口部が大きく、革も柔らかいので画ばガバッと比較ことができるので非常に取り出しやすいです。ジップやボタンがないので開くのが簡単なのもいいですね。
ここで少し使い方の詳細をご紹介していきます。
またカードの収納も多く、ユーティリティーに使えるポケットもありチケットやレシートをお札とは別に収納できるのも非常に良かったです。
■所作を使って分かった短所(慣れが必要な個所も)
所作には普通の財布に慣れていると初めは戸惑う場合もあります。特に注意すべきだと感じた点は以下の通りです。
- 開け方、締め方が独特
- 蓋が固定されない
- 左利きの人は注意が必要
- 革が柔らかいので折れ曲がった状態で負荷をかけないように注意
開け方や締め方については一度所作のyoutubeにて確認してみてください。この動きが所作たる所以ですが、慣れるまでは少し戸惑うかもしれません。でも慣れるとお金を取り出す一連の動作が流れるようにできるようになり、ほかの財布が使えなくなります。
また左利きの方は必ず左利き用のものを購入ください。動作にこだわって作られていますので間違って右利き用を購入してしまうと所作の醍醐味が台無しです。
また、革の柔らかさ故に折れ曲がりやすいのも特徴です。普段財布をカバンに入れる人はいいですが、お尻のポケットに入れる際は折れ曲がった状態で入れないよう注意すると長持ちするでしょう。
■経年変化〔エイジング〕
折角ですので私が使用しているものと妻が使用しているものでエイジングの比較をしてみます。
下の写真はどちらも使用1年半ほど。上がカバンに入れて使用している妻のもの、したがジャケットの内ポケットやお尻のポケットに入れることが多い私のものです。(購入時はどちらも同じ色『ナチュラル(ヌメ)』を購入)
もともとエイジングが出やすいヌメを購入したこともありますが、結構激しめにエイジングしていると思います。色が変わるのが好みでない人にはあまりオススメできないかもしれません。
また、コバの処理等はされていないのでコバの部分からエイジングが進んでいきます。
■まとめ
私は所作のロングウォレットをとてもオススメします。日本古来のアイディアと動きの合理性、美しさはこの財布でないと味わえないと思います。また財布としての機能も、薄さ、収納力、取り出しやすさの面で優れており一度使うと病みつきになります。
迷っている方はぜひこの機会に購入してみてください。