秋のハイシーズンも終わり厳寒期のタフシーズンに入った東京湾奥シーバスゲームですが、まだまだ旧江戸川や荒川河口、中川あたりでは朝晩釣り人がちらほら。水温も10度を下回ることが増え、魚の活性は低く橋脚下などの一級ポイントはかなりのハイプレッシャーとなり渋い日が続きます。
そんな中でもコンスタントに釣果を上げているのがコアマンから発売されているルアー【VJ16】です。
目次
コアマン VJ16とは?
VJ16とはコアマンから発売されているジグヘッドとシャッドテールワームがセットになったルアーです。釣り人の中では【もはやスズキのエサ】とまで言われる脅威の食わせ力を誇ります。
多くの経験によって導き出されたジグヘッドデザインと、装着するコアマンワームとのマッチングで、ボディ全体が絶妙に揺れるバイブレーションを発生します。圧倒的な食わせ能力をもつワームが、より細かく振動してシーバスを強烈に誘う。しかもそれがまたぶっ飛びの飛距離なので、完全に反則レベルです。16gのウエイト設定によって水深3mぐらいの浅いレンジを得意とします。
コアマン公式
なぜVJ16は釣れるのか?
特に寒い時期のシーバスゲームではタフコンディションだとハードルアーへの反応が鈍くスローな釣りにシフトせざるをえません。一方でワームを使ったフィネスな釣りでは飛距離がでず、狙いたいポイントまでルアーを届けることができなかったり、バイトはあるもののシングルフックであるため針掛が浅くなってしまいます。
VJ16はそんなワームとハードルアーのいいとこ取りをすることができます。
VJ16はとにかくよく飛ぶ!
まず、VJ16はジグヘッドのみで16グラム、ワームを含めると20グラムほどの自重があります。この重さによりワームとは思えない飛距離を出し広いフィールドを効率よく探ることができます。
ワームとハードプラグのいいとこ取り
一般的にハードルアーは魚を寄せる能力が高く、ワームは食わせる能力が高いです。しかしながらこのVJ16は独自のバイブレーションジグヘッドによりハードルアー並みの集魚力を持ちながらボディがワームであることから食わせる力も非常に高いです。
さらにトリプルフックであることから寒い時期の浅い当たりでもしっかり魚を掛けることができます。
タフコンディションではこの本来相反する力を両立するコトで圧倒的な釣果を叩き出します。
シーバスが積極的に捕食するレンジを攻めれる
VJ16が得意とするレンジは水深1〜3m程度となっておりシーバスがメインで捕食するレンジとピッタリ一致します。
またゆっくり巻いてもレンジがぶれず通したいレンジに長く止めることができるのもVJ16の長所です。
使い方が簡単で誰でも釣れる!
VJ16を使うのに特別なスキルは必要ありません。まずは遠投してただ巻きが基本です。着水してすぐに巻き始めればやや浅めを探ったり、しっかり底まで落としてから深めを探ることも可能です。
特別なロッドワークでルアーを操ったりすることもできますが、初心者の方はまずただ巻きで良いと思います。
VJ16のダメなところ
ワームの針持ちがわるい
VJ16にはコアマンのアルカリシャッドというワームが付属しています。このワームですがナチュラルなアクションを生むためかなり柔らかめに設計されており、かなりの頻度でワームが痛みズレるようになります。
こればかりはどうしようもないので予備のアルカリシャッドを用意しておきましょう。(アルカリシャッドは単品でも購入できます。)
フックが弱い
購入時には初期設定として10番のトリプルフックがついています。このフックはあまり強度がなく、60センチくらいのシーバスを釣るとかなりの頻度で伸びますのであらかじめフックサイズを少し上げておくコトをオススメします。
人気すぎて売っていない
コルが一番の問題です。
VJ16はとにかく釣れるのでシーバスアングラーの最終兵器的なポジションです。熟練のアングラーも必ずと言っていいほど持っているくらいとにかく人気なので万年品薄です。
オークションサイトでは定価よりも3割以上の高値で取引されていれることも多くなかなか手を出しにくいです。
在庫を見つけた時は少し多めに買い溜めしておきましょう!
まとめ
VJ16は12月や1月など冬のシーバスゲームの最終兵器となります。荒川や旧江戸川の橋脚周りを攻める際など、これでしか釣れない場面があったりしますのでぜひ一つはタックルボックスに忍ばせておいでください!
なかなか手に入らないルアーですが似たようなルアーで、ダイワの【ロデム】やブルーブルーの【ジョルティ】なども近しい働きをするので在庫を見つけた時は買いだめをオススメします!
それでは来年も良い年になりますように。